結婚・出産・育児を経て、少し落ち着いた40代。
「よし、また歯科衛生士として働こう!!」と思う反面、不安もあるはず。
もしくは、いちど歯科を離れて違う仕事していたが復帰しようかと考える人もいるでしょう。
「私、ブランクあるし大丈夫なのか・・・。」
「SRPとか印象上手く採れるのか不安。」
「器具の名前とかセメントの名前なんて忘れた!!」
当時働いていた時の記憶を思い出すと無理なような気がする・・・と思うかもしれませんね。
でも、大丈夫!!
不安もあると思いますが、問題ないです!!
ぜひ、歯科業界にお越しください。カモン。
先生たちもあなたのことを待っています。
育児が落ち着いている歯科衛生士も大歓迎。
この記事では、以下の内容でお話しします。
- ブランクのある歯科衛生士の悩みを現役で働いているスタッフはどう思っているか
- 40代でブランクのある衛生士の求人ってあるの?
- 実際に私が、2回育休を取りながらブランク後職場復帰を果たした時の話
- 私が現在お世話になっている院長にも「実際ブランクのある衛生士ってどう?」と聞いてみた

あなたのブランクからの復帰を後押しできる記事になったらいいな。と思っています。
目次
40代歯科衛生士ブランクがある人の悩み
仕事を忘れていることは、ブランクがあると聞いた時点で先生もスタッフも分かっています。
先生もそれを考慮して受け入れるので問題ありません。
少しずつ思い出してもらえたらいいと思います。
ブランクからの復帰は体も精神的にも疲れるかもしれません。
でも、それはどの仕事でも同じかと思います。
少しずつ慣らしてもらえたらいいでしょう。
ブランクがあろうがなかろうが、働くことは疲れますね。笑
私も育休復帰後はスケーリングやSRPが怖かったです。
2年で思うので、もっと期間があくと余計に心配かもしれませんね。
さらに、印象をとったりテックを作ったり歯科衛生士業務って多いですよね。
(ちなみにうちの歯科医院は印象やテックなどは院長がやっています。)
ちょっとこの仕事苦手だな〜。って思うものがあれば、面接前に直接気になる歯科医院に歯科衛生士業務を聞いてみてもいいかもしれません。
ジョブメドレーでは、会員登録をすれば気になった歯科医院に直接メッセージを送れる機能があります。
私の場合その機能を使って、何度か質問したいことを聞いたことがあります。
こちらの要望と歯科医院側の希望する人材と合わなければ、メッセージだけで終わることができます。

面接に行く手間が省けて非常に便利な機能です。
ブランクのある歯科衛生士の求人数
ブランクがあると言っても、状況によってさまざま。
数年のブランクから20年以上のブランクまで人によって違うでしょう。
そして、はっきり言うとブランクのある歯科衛生士の求人はあります。
(地方によっては差がありますが・・・。)
でも歯科衛生士は人材不足です。
新卒から育てていても、結婚や妊娠を機に辞めてしまったり、20代後半から30代の現役の衛生士は減ってしまうそうです。
求人転職サイトを見て、もし気になった歯科医院にブランク歓迎と書かれていなくても、ぜひ連絡を取って確認してみてください。

人手不足な歯医者は本当は多くて、ブランクがあっても来てほしい歯科医院はたくさんあります。
ジョブメドレーでは、復職支援や保育支援、扶養控除内考慮などブランクがある人でも復帰しやすい医院がたくさん紹介されています。
私の産休・育休からの復帰とブランクの話
ここからは実際の私の話です。
私はひとりめの育休からの復帰後、数ヶ月で妊娠しました。
ほぼ3年ぐらいは現役から離れたら、やっぱりわからないものも増えていましたね。
3年現役から離れるだけで、使っているセメントや道具が変わっていました。
特にセメントがオールチェンジ!笑
この数年で、大臼歯もCAD/CAM冠が保険適用になり、パラも値段が上がっているので、補綴の種類も多様化しているように感じます。
実際は、働いているスタッフも「なんだこれ?」ということも多いので、気軽に先生や、近くにいるスタッフに聞いたらいいでしょう。
産休・育休から復帰すると患者さんのスケーリングをしたり、歯周ポケットにハンドスケーラーを挿入するのは怖かったです。
何回かしていくと感覚が戻ってきました。
新卒の時もドキドキしながらやったもんな。
久しぶりだと怖いかもしれないけど、やればできます。
今、何するんだっけ?
何したらいいんだっけ??
これ、なんだっけ????って軽くボケてました。(今もボケてるけど。)
仕事のことなんて忘れますよね。
だってはじめての育児や育児のために休業していたのだから、歯科の仕事なんて忘れるよ。
今でも私は院内をウロウロしていることが多いです。

冷蔵庫に物を取りに来たけど、何を取ろうとしたのか忘れた感覚
やっぱり1番の不安は、自分の歯科の知識が間違っていないか、情報が古くないか。ということでした。
私はたまに、歯科衛生士の学生時代の教科書を読んでいますが、それさえも古い情報の場合もあります。
歯周病菌である「アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンス」が、今では「アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス」に改名したそうですよ?
フッ素さえ昔の知識と違いました。
そのため私はデンタルハイジーンを購入しています。
結構役に立つ情報がたくさん載っていてやっぱり面白いですね。
歯科衛生士は、患者さんと会話する時間も多いので、ここで知識をインプットして、患者さんに説明できるのも嬉しいことです。
経営者の先生は、ブランクのある歯科衛生士をどう思っている?
歯科衛生士や歯科助手は女性が多い職業。
結婚は、女性が仕事を辞めるリスクが非常に上がるイベントです。
なぜならそこから妊娠・出産の可能性があるから。
私が育休中。
受付のオハギさんだけになるので院長は歯科助手さんを雇いました。
勤務している歯科医院では、
歯科助手さんがひとり就職したものの2年で妊娠して辞め、新しい歯科助手さんが来てくれたものの、すぐに妊娠。
1年足らずで辞めてしまいました。
経営者の院長みっきたっちは頭を抱えていました。
「もうこれからは育児が落ち着いた50代ぐらいの主婦がいい。」
「急に辞めたり来なくなるほうが困る。」
そんなふうに言ってました。
求人を出せばすぐにスタッフが集まる歯科医院では、若い子がいいのかもしれませんが(?)、
個人の歯科医院は雇えるスタッフも少ないので、ブランクのある歯科衛生士の方がむしろニーズがあるようです。
家の近くでこじんまりとした歯科医院がスタッフ募集をしていたら、狙い目かもしれませんよ。
ブランクから復帰をするにあたって、履歴書や職務経歴書を書かなくてはいけないですよね。
少し志望動機を気にされている方がいるのでアドバイスですが、あまり気にしてない先生も多いです。
私は正直に答えていいと思います。
ちなみに私が今の医院を選んだ理由が、家から近く、専門学校の先生に教えてもらったからです。

あとは、フィーリングがあった事かな。笑
歯科衛生士は就職しやすいところもいい所です。
まとめ
ブランクがあっても復帰を望んでいる歯科医院はたくさんあることをお伝えしました。
仕事の記憶は少しずつ呼び戻せますし、真面目に働く歯科衛生士はどこの歯科医院でも来てほしい!と思っています。
完全に忘れたとしても、また覚えたらいいのです。
歯科衛生士不足と言われる歯科業界。
あなたが現役復帰することを遠くから見守っています。
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数ある転職サイトやエージェントを利用したことがありますが、しつこい連絡もなく、使い勝手のいいサイトになっています。
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