国家資格の歯科衛生士。12年間現役で働いている私からすると、やりがいのある仕事だと思っています。
知識を吸収し、技術を磨いていくと、患者さんからの信頼も厚くなり、感謝をされることが増えていきます。
医療の現場ですし、不器用なほうなので上手くいかないことも当然ありますが。笑
歯科衛生士として仕事をしていて「辞めたい!」と思うこともあったのですが、長い目で見ると歯科衛生士を続けていて良かったと思っています。

結婚・出産・育児の経験から気づいたことも書いています。
未来の歯科衛生士にぜひ読んでいただきたい内容です。
目次
歯科衛生士をお勧めできる理由
大学受験やセンター試験とは比にならないぐらい入試の問題は簡単です。(失礼)
学校の勉強が苦手だったり、将来の夢がはっきり見えていないのであればお勧めできると思います。
3年間の学習と研修を終えたら、国家資格を受験できる資格が手に入り、その後試験を受けます。
社会経験のある方でも、全く問題ないぐらいの難易度だと思われます。
私が専門学校生の時(14年前か・・・)、社会人から入学したのは高卒と半々の割合で、
18歳から50代の方まで幅広い年齢層でした。(それだけ長く働ける仕事です。)
私はかなり人間付き合いが苦手で、友達と上手く付き合えない方だったのですが、人生の先輩達は声をかけてくれたのでありがたかったです。
たくさんある国家資格中で、比較的合格しやすい資格かと思います。
勉強が苦手でも専門学校では国試対策の勉強をかなりするので、私の時代ではクラスで1人か2人落ちていた程度でした。

日本歯科衛生士会の情報では、令和2年度で合格率は94.3%です。
真面目に勉強していれば確実に受かる試験なので、頑張って欲しいものです。
コロナで就職氷河期などよく聞きますが、歯科衛生士はその影響を受けていません。
むしろ歯科衛生士は足りないぐらいで、引く手あまたの状態です。
歯科衛生士が足りないと言われる理由は、結婚・妊娠・出産を経て、そのまま辞める人が多いから。
歯科医院は1日の勤務時間が長いところが多く、短時間労働などの概念がないので、育休後に正社員として残ることがほぼ不可能に近いのが原因かと思われます。
歯科医師国保には出産手当金や、傷病手当金がない地域もあるので、わざわざ同じ医院に籍をおいておく必要もないか。と考えるかもしれません。

育休をとってパートで働くことも可能ですが、どちらかというと子どもが落ち着いてから仕事復帰したい衛生士が多いようです。

私は子ども2人とも育休をとって職場復帰をしています。
面接に関して言えば、個人の医院が多く、歯科衛生士免許と履歴書を持っていき、顔合わせ程度な感じで緊張感があまりありません。
すぐに就職先が決まるので、就職活動のストレスもないでしょう。
パートの募集も多いので、育児が落ち着いてきたら、復帰もしやすい職業と言えるでしょう。
歯科助手さんと見た目ややっていることは変わらないように見えますが、いちばんの大きな違いは「患者さんの口腔内を触ってもいい」ことでしょうか。
歯科助手は先生のアシスタント業務は可能ですが、患者さんの口に手を触れることは認められていません。
歯磨き指導や、歯石の除去、フッ素塗布などは、患者さんに直接触れていい歯科衛生士の仕事です。

これだけでも仕事量が違うので、当然給与も歯科衛生士手当などが出ます。
私の歯科衛生士業務の好きなところは、患者さんと世間話をしながら歯磨き指導をしたり、歯石を取って患者さんが訴えていた症状が改善された時です。
「ありがとう。」「スッキリしました。」と言ってもらえるのは、本当にこの仕事でよかったと思う瞬間です。
もちろん患者さんとのコミュニケーションが苦手でも、黙々と丁寧な仕事をすればクレームも出ないです。
歯科衛生士の仕事で自分の得意分野は必ず見つかります。
言い方を変えれば幅広い仕事ともいえます。
一般的な時間給の仕事に比べると、歯科衛生士の給与は高めです。
歯科衛生士の仕事は大変な時もあります。
しかし一般的な仕事で歯科衛生士の給料をもらおうと思ったら、それなりの仕事をしなければいけません。
さらに過酷なことも多いと思います。
例えば、「職場復帰したいが子どもが小さいので午前診だけ働きたい。」と思った時、パートでも全く問題ない額のお給料が支給されると思います。(扶養の範囲内にはちょうどいいぐらい)

これが国家資格か。と思った時です。
女性は、結婚・出産・育児・病気・介護でライフプランが激変するので、どんな状況でも仕事が見つかり、それなりのお給料がいただけるこの仕事はありがたいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
医療の現場ではあるので、専門学校での研修や辛かったり、働いても大変なことは多いですが、仕事のやりがいが感じられ、絶対に食うには困らないひとりで生きていける仕事です。
女性は、結婚・出産・育児から介護、離婚、さまざまなイベントに男性よりハプニングが多いです。
自立した女性になりたい。やりがいのある仕事がしたい。
何か手に職をつけたい。と思ったら、歯科衛生士はお勧めです。
ぜひ、検討していただいて、未来の歯科衛生士にいつか私も会えたらと思っています。