
あ・・・!!すまん・・・。
患者さんの目にライトが当たった時、歯科衛生士・歯科助手は心の中でそう呟いております。
(当てるな。笑)
歯医者でのアシスタント業務は、歯科助手のみならず、歯科衛生士も当然行う。
そして、バキュームぐらい重要な、先生の診療の補助のひとつがライティング。
(口の中の的確な場所に光を当てて、術者が見やすいようにすること)
これができないと、先生もイライラ。
「ライト!!!!!!!!」と怒る先生も昔はおったな・・・。
でもさ、あれもさ、言いわけじゃないけど難しいんよ。
特に、右側の頬側なんてこっちが見えるわけないじゃん。
左上も見えてないけど。(ほぼ見えてない)
先生の頭と、ライトの隙間からのぞきこみながら光を調整してるんだから怒るなよ!!って言いたくなるよね。笑
ちなみにうちの院長は、その辺の理解がすごくある先生なので、怒りませんよ。

このブログは院長も読んでるからな。院長の弟も読んでるからな。
褒めとこう。
先生が怒らないからといって、適当にライトを当てればいいと言うもんでもない。
やっぱり、先生が見えないことはイライラさせるし、チェアタイムが長引き、患者さんの負担にもなる。
ライティングテクニックとまでは言わないが、
ライトがまぶしい理由
ライトの当て方の基本
虫歯の治療の時に使うあのライトは何か、ざっくり説明しよう。
目次
歯医者のライトがまぶしい理由
歯医者のチェアについているライトってどんぐらいの明るさがあるんだろう。
とりあえず、めっちゃ明るい。
LEDだよね??あれ。
昔のライトと違って、ぼんやり明るいんじゃなく、ぴーーん!!!て感じの明るさ。
狭く強い光って感じ・・・。
そして、患者さんの中には、
「まぶしい・・・。この人目に光が当たってるの分かってんの???」って思ってるのでしょう。
分かってる。
分かってますよー!!!
分かってるんですよ!!!
でも、そこに当てないと治療している歯に光が当たらない時があるんですわ・・・。
一般の方には、あまりわからないかもしれないが、口の中ってライトがないとほんとに見えない。
患者さんの顔に光が当たるだけでも「光、光!!!」と注意する先生もいれば、
目に光が入ってでも処置する先生もいる。
それだけ繊細なことをずっとしておるのです。。。
今思えば、治療中、顔にタオルをかける医院とかけない医院があるよね。
タオルかけたらあんまりライトが目に入っても眩しくないんじゃない???
顔に水もかかりにくいしね。
うちの医院は、患者さんの顔にタオルを基本的にかけない。
なぜかは聞いたことがないけれど。
私がひとつ思うのは、患者さんの表情が読めないからってのが考えられる。

あとはただ単にタオルが足りないか。
とりあえず、目にライトが当たったらまぶしいことも、イラッとすることも、スタッフ全員分かってますので、患者の皆さんはどうかお許しください。
ライトの当て方の基本
歯科助手さんや新卒衛生士には少し難しいかもしれないが、
私たちアシスタントから明るく見えても、術者側(先生)から見ると暗くて見えないことは多い。
先生の視界を明るく見えるようにするには、私たちは結構身を乗り出してみたり、先生にかなり接近しないと見えないことが多い。

特に右上頬側と左上口蓋側は大変。
先生も頭をふらふら動かすし、そこからまた狙いを定めて光を撃たないといけない。
だから、職場の先生は生理的に無理な人はダメだね。笑
イラっとすると思う。

どちらかと言うと、上司の顔は好印象の方がいいよね。
話は戻って、ライトのアシスタントをするときは、1度先生の目線から確認すると良い。
案外、当たっていないことも多いから。
ここでアシスタントの基本。
見えるのなら先生が処置している歯の部位を必ず確認して、何をしているのか考えるのは大切。
それによって、光の焦点をどこに合わせるかが変わってくる。
例えば、直視で治療しているところを見るのと、ミラーでみる感じって違う。
ミラーで確認している時は、ミラーに光を反射させてあげるとめちゃめちゃ見やすくなる。
私はライトの微調整は欠かさず行い、産後の太くて重い腕を必死に動かしている。
これをするかしないかで、治療スピードにも差が出るので是非とも実践して欲しい。
なんかライトで怒られるの多いな。と思ったら、先生の目線で何をしているのか、どこを触っているのか考えてライトを当ててあげよう。
口を照らす以外のライトの使い方
チェアにくっついているライトは、口腔内を明るくすることだけではない。
- かぶせものや入れ歯の調整に手元を明るくする
- 作業中、小さいものを触っている時に明るくする
- とにかく明るくする
蛍光灯の光も明るいけど、やっぱりチェアのライトって明るいからね。
光らせてあげてください。

ちなみに、金属を削っている時は、頻繁にライトを動かすと先生がまぶしいので注意してね。
虫歯の治療に使うあのライトについて
キュいーーーーーーんと歯を削られた後、謎の匂いのする液をつけられ、風をかけられピカッとする。
あの、ピカってする光って何??
正直なところ、私もハッキリ知りません。
知らんけど、最近のは紫外線ではない。
だから、顔に当たっても大丈夫。
虫歯の治療の時に詰める素材は、レジンという素材。
光で固める素材でできている。(時間と共に固まるものもあるけど。)
レジンを使ってアクセサリーや雑貨を作る人は「紫外線じゃない、大丈夫??」って不安もあるかもしれないが、
歯科に関するものは可視光線とかなんとか言うものなので安心してほしい。
ただ、めっちゃまぶしいので私たちは目を背けております。
追記

上の美女は誰??と思う方もいるでしょう。
かすみです。現実のかすみです。
本物です。
これからは、こっちの激烈可愛いかすみと、

こっちの心の声(女神かすみ)でお送りいたします。
今後もゆるゆると歯科業界の記事を書いていこうと思うので、よろしくお願いいたします。