歯科衛生士が転職するときに気をつけたい!優しい歯医者の裏の顔。

この記事は、患者さんはもちろん、歯科医師、歯科衛生士、全ての人に読んでほしい

そして、間違っているのであれば注意していただきたいですし、何かコメントをいただけたら嬉しいです。




私は、新卒から同じ歯科医院で今も働いています。

しかし、若かった頃の私は、今の医院での仕事に満足できずキャリアアップを目指していました。


院長に転職することを相談して、「やってみなさい。」と言ってもらい、3ヶ月ほど別の歯医者で働いたことがあります。

結局、出戻りしましたが。

[歯科衛生士の転職] 後悔しないためにやっておきたいこと



私がその医院で見た、話を書いておきます。

友人の歯科医師や歯科衛生士から聞いたことも一緒に。




患者さんの立場でも、自分に当てはまることがあったら少し疑問に感じてください。

歯科医師にも各々の考え方があるので、私の発言が100%正しくはありませんが、
このままでいいのかな?と思うヒントになればいいな。と思っています。

抜けたインプラントをそのまま元に戻す

インプラント周囲炎で脱離したインプラントをそのまま戻す(再植?埋入する?)」と書けば分かりやすいでしょうか。

インプラント周囲炎




ある患者さんが「数ヶ月前に入れたインプラントが抜けた」と来院されました。



確認をすると、たしかにそのままインプラント自体が抜けていました。



抜けた場所を見ると歯肉が赤く腫れ、穴が空いている状態。



カルテを見ると、定期的な清掃にも来ていない様子。

口腔内を観察しても、歯石がたくさん溜まっていました。


インプラント周囲炎か・・・と思っていると、


「あーあ、抜けちゃったんですね!!また入れておきますね!!」


と、ヤバい院長がインプラントをスケーリングブラシで洗ってから、そのままインプラントを埋め込み戻してしまいました。
(この戻す行為をなんと言うのか教えてほしい。。。)



患者さんからすると「なにが悪いの?」と思うかもしれませんが、歯科業界の人間に話をすると

「え???インプラント戻したの?」って笑っちゃうほどビックリすることなのです。



本来であれば、抜けてしまったインプラントは戻せません

インプラント自体が不潔な状態になっているので、感染の可能性があります。


自分に傷口があった時、水洗いした後何日も洗っていないタオルで拭きますか?


なるべく清潔なものを使いますよね??



抜けたインプラントはそれぐらい不潔な状態と言えます。

そのまま戻した場合、膿が出たり、敗血症、口腔内からの細菌が、
血管を通って心臓や脳にいく可能性も考えられます




周りの骨も溶かされている可能性も高い。

不潔なインプラントは体にとって異物でしかなく、戻るはずがありません



笑いながらインプラントを洗って戻す歯医者。

こんな奴が歯医者を名乗っていると思うと怖かったです。



その後、私はその医院を辞めたのでその患者さんがどうなったかは知りません。

問題なく使えていればそれに越したことはありませんが、おそらく何度も取れているでしょう。


私が1番衝撃を受けて、恐怖を覚えたものです。

歯石が歯周ポケットの中にパンパンに入っている

歯石取りや、歯の掃除をしてもらうことは好きですか?


あまり一般の人には知られていないかもしれませんが、歯石を取ることをスケーリングと言います。

そして、そのスケーリングは、日頃の歯磨きがあまりうまくできていないと痛みが出ます。


歯石がついていると、歯周病菌が集まってきて歯肉が腫れるため、その原因となる歯石を取ることが歯周病治療です。


歯石を取る際には、腫れている歯肉を触るので痛いです。

左の健康な歯茎の状態から、右にいくほど重度の歯周炎の様子



歯周病は、痛みを感じない「暗黙の病気」と言われています。


知らない間に徐々に進行していく病気。


気づいた時には膿が出たり、歯がグラグラしたり、最終的には抜けてしまいます。

その予防のためにスケーリングなどの歯石をとる治療をしています。



スケーリングの話ですが、ヤバい歯医者で働いていると、クリーニングと呼ばれる3ヶ月に1回の定期検診のようなものがありました。


私もそのクリーニングをしたのですが、その内容は30分以内に歯石をとって、歯の着色汚れを落とすと言うもの。


ほとんどの患者さんは、見えている歯はピカピカなものの、歯肉が腫れている人がかなりの割合でいました


よく観察すると、歯茎の中では歯石が大量にこべりつき、歯周病も進んでいます。



その歯医者は、見えている歯肉縁上(歯茎より上のこと)の歯石を取ることとステイン除去で患者さんにエステをしているかのようでした。

エステが悪いのではなく、現状を説明しないことに腹が立ちました。



「こんな状態ではいつか抜けてしまいます。」と歯周ポケットの中の歯石を取ろうとすると、ヤバい院長が私と患者さんの間に割って入り、こう言いました。


患者さんに痛みを与えないように。ここでは歯の掃除だけすればいいから。」と。



医院の方針があるので従いましたが、私が言ったことが間違っているような態度を取られ、すごく悔しい思いをしました。

もちろん、患者さんの中には治療はいらない。掃除だけしてくれ。という人はいます。

だけど、それを全員にやってしまっていいのでしょうか。


痛みのない治療を目指して、必要な処置をしないことは果たして正しいことでしょうか

歯科医師が担当制じゃない

ヤバい歯科医院は、とにかくトラブルが多い医院でした。

その対処に追われることが多かった気がします。


原因として考えたのは、患者さんへの歯科医師の担当が決まっていないこと。


これは人数の多い歯科医院だからかと思うのですが、休日を取りやすいようにするため担当制にしていないそうです。


それのなにが問題かというと、きちんとした治療をしない責任感のない歯医者が多かったのです


めんどくさかったり、自分のスキルがついていけない治療は、違う歯科医師に回している人間もいました。


ひどい場合、患者さん来院されていることに気づかないフリをして逃げる歯科医師もいました。


そんな歯科医師は治療も上手いはずもなく、虫歯の治療して、また虫歯できるんじゃないの?と思うような処置をしていました。

「まあ、いっか。」と言う感じで。


私は、ちゃんと治療をしてほしい患者さんの歯科医院選びのポイントとして、
スタッフ(特に歯医者の人数)が少ない医院がいいかなと思っています。

もちろん人数が多くても担当制で、きちんと責任を持ってみてくれる歯医者さんもあるはずなので、
自分の治療をしてくれる先生はいつも一緒か確認するのも有りです。

真っ二つに破折した歯に、もう1度メタルコアを刺す

メタルコア



この場合抜歯に関わってくるので、どうしてもこの歯を残してほしい。と言うのであれば
もう1度入れることもありえます。

患者さんの歯は患者さんのものなので、勝手に抜いてはいけません。


ただ、土台となる歯が真っ二つに割ていて、そこに杭のようなものを刺すと余計に割れ目が広がり長持ちしないでしょう。

歯が真っ二つに割れた時のイメージ



不潔になりやすい状態で、膿が出たり痛みが出る可能性も考えられます。

患者さんへの説明責任は必ずするべきと思います。

副院長という管理職にすることで仕事の負担を増やす

友人の女性歯科医師が、そのことで怒っていました。

真面目な性格の人で、他の歯科医師が逃げるような難しい治療も自ら行う先生でした。

そこに目をつけたヤバい院長。


「次の歯医者の分院を作った時には君を院長にする。」

と言われて仕事をさらに増やされたそうです。


結局、彼女も結婚を機に辞めました。

今はご主人と実家の歯科医院で働いているようです。

チェアやスタッフルームに監視カメラが設置されている

私がクソ歯医者を辞めてから、同僚に教えてもらった話です。


ヤバい院長が院内を改造し、ひとつひとつのチェアにカメラがついたそうです。(10台以上)


着替えの部屋は別として、スタッフルームにもカメラがつき、院長室で見れるようにしたそうです。


もちろん、大きい医院なのでサボる人も中にはいます。


しかし、そこまでする必要があるのかと思います。


よく「医院にある歯ブラシを使うな。使えば罰金を取る」などとミーティングの際に言っていましたが、
そこまでスタッフを信用していないんだな。と考えさせられました。

「抜かない・痛みのない治療」とは

最後に、私がこの歯科医院で嬉しかった話をします


噛んだ時の歯の痛みがずっと治らない」と訴える40代の女性が来ました。

レントゲン写真を見ると、明らかな骨吸収と歯肉縁下の歯石が確認できました。

「もう何度も来てるのに治らない。」と言われました。


この歯茎の中に溜まっている歯石を取れば、症状がマシになるかもしれない

でも、医院との方針が違う・・・。」


悩みましたが、私には歯石の除去で症状が改善される確信がありました。


「このままクリーニングを繰り返しても症状はいつまでも改善されません。
痛くしないようにするから、歯石を取らせてください。」


クソ院長に頼むと、許可を得ることができました。


その後、まともな先生と治療方針を相談。


院長の了解を得たのであれば、絶対に歯石をとってあげて下さい!」と先生の口から言ってもらえました。


患者さんには「痛みと出血が伴うかもしれませんが、あまりに辛ければ麻酔をします。」と伝えてもらい歯石除去の処置を行いました。


出血量も多く、歯石もかなり付着していたため痛みもあったと思います。

しかし、途中から来なくなることもなく、来院のたび

「よかった!」「気持ちよかった!」「痛みがなくなった!!」と言ってくれました。

私が辞めることを伝えた時には、わざわざ感謝の気持ちを伝えに挨拶まで来てくれて、

歯科衛生士として真面目に働いて良かったと心から思いました。

患者さんの立場からして、「痛くない、抜かない」は良い響きのように感じるでしょう。

しかし、私たちは歯を抜きたくて抜いているわけじゃない。

痛みを与えたくて痛くしているんじゃない


そのことを知ってほしいです。



「抜かない・痛みのない治療」を目標にしている経営者の先生は、

全ての患者さんがそれだけを望んでいるわけではないことを知ってほしいです。

分かりやすく現状を説明をし、考える時間を与えてほしい。

説明不足で抜歯をしたり、痛い思いをさせることは患者さんからの不信感も増えますが、
何もせずに放置するのも悪だと思います

患者さんとの会話は時間もかかるし、伝わらずにストレスがかかるのも知っています。

でも患者さんは、先生方を信頼して来院しているのです。


是非とも私たちが働きやすい、やりがいのある歯科医院にしてほしいと思っています。









無名の歯科衛生士が失礼しました。





2 COMMENTS

サトシィ

恐ろしい歯医者がいるものですね。
また、そんなサイコパスな人間の方が医院を流行らすのが上手いのだから、始末におえません。
そして、医院経営の講習会で講師になって偉そうに講釈たれるんでしょうね。
ヘドが出ます。
真面目に働く人間が幸せになる社会であって欲しいです。
これからも応援しています。

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かすみ

サトシィさんコメントありがとうございます。
初めてサイトからコメントを頂いたので、震えました。笑
いいサービスを提供しない企業が訴えられたり潰れるように、いつかはその医院もボロが出ると思っています。
応援ありがとうございます!!頑張ります!

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